低圧動力の容量を見直したいという
お客さんからの依頼がありました。
こういうのって、意外に知られてないかもと思って
取り上げたいと思います。
受電設備を持たないところ、
つまり、
電気室やキュービクルなどの
受電設備を持たない建物や工場を
持っているところは、電力は、
電灯と動力の二つの電力契約をしていると思います。
動力の契約内容も2種類あって、
負荷契約とブレーカ契約に分かれます。
負荷契約は、
電力会社に動力設備はこれこれ使います、
と申請して行う契約です。
そしてブレーカ契約は、
電力会社に動力の主電源で使うブレーカの容量は
何アンペアではブレーカのメーカーと型番はこれです、
と申請して行う契約です。
どちらにもメリットデメリットがあります。
契約書式
負荷契約は、
負荷設備をそれぞれ容量とともに
電力会社に申請するので、
変化がなければ、電気料金を
その容量にあわせるので経済的です。
ただし、全体の設備の中で、
使わなくなった機械が出てきた場合、
電力会社に届けないと電気料金は変更できません。
また、新しく機械を増やした場合、
電力会社に届けないと、
契約違反になってしまいます。
ブレーカ契約は、
主電源のブレーカ容量で契約するので、
ブレーカが落ちなければ、
容量を増やすことができます。
ブレーカが落ちなければ、
そのまま使うことができるので、
機器の変更が多かったりする施設は、
変更しやすいです。
デメリットは、容量が小さくなったときは、
ブレーカを下げないと基本料金はそのままなので、
やはりその時は電力会社に届けないと、
電気料金は変更できないところです。
そして、ここからが本題なのですが、
こんなことはありませんか?
低圧の動力設備を使っていて、
規模を縮小したので、
使っていない機械があるとか、
もっと新しい機械を入れて
省エネタイプになったので、
使ってる電力は減ったはずなのに
電気料金は下がらないなあーと
言うことはないでしょうか。
省エネタイプにしようが、
機械をなるべく動かさないようにしようが、
電気料金がそれほど下がらないのは、
電力会社との契約が変更にならなければ、
電気料金は下がりにくいのです。
契約内容の見直しが必要です。
そして、この見直し作業は
専門家であるプロの電気技術者でないと
わかりにくいのです。
そして契約変更は、
電力会社への提出資料を作らないと
受け付けてもらえない場合が多いです。
資料作りは、プロでない場合は手間も時間もかかるし
電気工事組合加入者でないと受け付けてもらえない場合もあります。
当社はこれらに対応可能です。
動力設備を数え、容量を調べるのは得意です。
電力会社への申請資料も作ります。
もし、そういったことで悩んでおられる方は
お電話かメールでお問い合わせください。
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