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 2016年から電力が自由化になり、

電力会社を選べる時代になります。

 電力会社を選べるということは、

市場原理が働いて、電気料金は下が るん

じゃないかと期待する方も いらっしゃるかもしれませんが、

そうとは限らないというのが 現実的な予想です。

 なぜ、下がらないのでしょうか。

 

 理由の一つは賦課金です。

賦課金?』、聞き慣れない言葉ですよね。

電気料金の明細書をご確認して いただきたいのですが、

正式名称は、

 

「再生可能エネルギー発電促進賦課金」という

 

項目で いくらか支払っていると思います。火力発電所

 

太陽光発電設備を取り付けたりすると、

余った電力を電力会社に売ることができますよね。

 

あの電力を売ったお金は、電力会社が払っているのではなく、

太陽光発電設備を取り付けていない、家庭や企業の賦課金から

支払われているのです。

 

つまり、電力会社はお金を集めているだけです。

太陽光発電設備はあと数年はメガソーラーも含めて

増えていくでしょうから、

当然賦課金も上がる方向です。

 

電力が自由化になっても、電気料金は下がらず、

むしろ上がる傾向にあるのです。

 

もう一つの上がる原因は、原発の停止です。

これは政治的なものも絡んでいるので、何ともいえない

部分ですが 上がる原因の一つではあります。

 

実際、ドイツは電力自由化になっていますが、

自由化した翌年は電気料金は下がったものの

現在は上昇傾向にあります。ビルの町並み

 

こうした状況に対応するには、

「HEMS」 (HomeEnergyManagementSystem)

というシステムの 導入ということになるのですが、

それはまた後日お話しします。